教職員
建設地盤工学
日野剛徳 教授 HINO Takenori
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 地盤工学、地盤環境学 |
担当科目 | 地盤環境学、土質力学特論 他 |
所属 | 地盤工学日野研究室 |
「世界に通じる研究力・技術力で地域・社会への貢献を!」をモットーとして、佐賀平野のような軟弱地盤における地盤工学および地盤環境学に関する諸問題の解決に向けた研究を得意としています。
第四紀学や地球化学などの理学分野との連携を積極的に図っています。その上で、理学から工学にかけて、さらには過去から近未来にかけて矛盾や隔たりのない俯瞰的な問題意識を醸成し、新たな知見を発見するための研究スタイルの確立および拠点の形成を目指しています。
根上武仁 講師 NEGAMI Takehito
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 地盤工学、地盤環境学 |
担当科目 | 技術者倫理、都市基盤工学ユニット演習 |
所属 | 地盤工学根上研究室 |
有明海一帯に広く堆積する有明粘土について、微視的土構造などの基本的な性質や、生石灰やセメントを用いた化学的地盤改良に関する研究を行っています。また、有田や波佐見などの肥前地域での窯業関連分野からの石膏型枠廃材や陶磁器廃材などの産業廃棄物を対象とし、その有効利用に関する研究に取り組んでいます。
環境システム工学
大串浩一郎 教授 OHGUSHI Koichiro
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 水工学、数値計算法、リモートセンシング |
担当科目 | 水理学Ⅰ、流域水工学 他 |
所属 | 流域水工学大串研究室 |
私たちの暮らしにとって水は必要不可欠なものであり、水のある所に都市ができ文化が育ってきました。しかし、水を利用し易い所は水災害を受けやすい場所でもあります。本研究室では河川流域を俯瞰的・歴史的に概観し、流域の治水システムならびに良好な水環境の創造に資する調査研究を進めています。また、伝統的治水利水技術を最新の科学的手法により分析検討し、現代に活かす技術研究も進めています。毎週のゼミでは押川研究室と共同で専門書輪読や研究進捗状況報告、学会発表練習などを活発に行っています。
山西博幸 教授 YAMANISHI Hiroyuki
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 土木環境システム、環境リスク制御・評価、環境生態工学 |
担当科目 | 微分積分学IIb、環境生態工学 他 |
所属 | 環境システム工学山西研究室 |
土木工学はとかく,ハード面が注目されがちですが,市民工学として人々の身の回りにはこれら以外のテーマが数多くあります.本研究室では,水位変動の影響を受けやすい環境下の水環境や生態系に関わる研究に取り組んでいます.とくに,河川汽水域,干潟,河口沿岸域の水問題を中心に,土木工学と生態学を組み入れた生態工学的見地でのアプローチから様々な環境問題に取り組み,実社会での問題解決能力を養います。
押川英夫 教授 OSHIKAWA Hideo
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 水工学、流体力学、水防災 |
担当科目 | 水理学Ⅱ、応用流体力学特論 他 |
所属 | 流域水工学 押川研究室 |
専門は流体力学を基礎にした水工学で,水防災と水域環境について,現地調査,模型実験,数値解析を通して研究を行っています.川から海までの流域全体を研究対象にしていますが,佐賀は内湾の有明海に面した“低平地”で,複数の流入河川があることから洪水や高潮などの水害の危険性が非常に高い地域といえます.一方,広大な干潟を有する有明海は栄養が豊富で海苔養殖などの水産業も盛んですが,水質の悪化等も問題になっています.そのため,佐賀低平地の防災,“宝の海”とも呼ばれる有明海の環境改善に向けた研究,等に取り組んでいます。
ウォンタナースントーン ナルモン 准教授
VONGTHANASUNTHORN Narumol
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 水環境工学、水質管理、水資源管理 |
担当科目 | 水環境システム工学、水環境システム工学特論 他 |
所属 | 流域水環境工学 |
水に係る環境問題は、都市用水、農業用水等の水資源や生態系の保全、上下水道施設等の環境保全対策に至るまで広汎に渡るテーマを対象にしなければなりません。人間活動が水環境に及ぼす影響を把握し、かつその影響を可能な限り少なくすることが重要です。当研究室では、主に水質に重点を置いて、河川、海域、湖沼における水質問題の解析及び対策の評価に関する研究や水質モデルの開発などを行っています。タイ出身ということもあり、佐賀大学の国際教育の一環として日本とタイを含む途上国の水環境に関する比較研究も行っています。
三島悠一郎 講師 MISHIMA Yuichiro
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 水処理工学、水環境工学 |
担当科目 | 環境衛生工学、測量学 他 |
所属 | 水圏環境三島悠一郎研究室 |
我が国の水環境は多くの努力によって改善されたものの、気候変動や微量化学物質への対策など、より良い水環境を保全するための課題が挙げられます。その持続性を高めるために、有用資源の回収といった物質循環の最適化に向けた研究、有用資源回収のための材料開発などを実施しています。さらに、佐賀県南部に拡がる「低平地」の要素を活かした、佐賀ならではの技術を考案できるよう、活動を行っています。
建設構造学
伊藤幸広 教授 ITO Yukihiro
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 建設構造学、建設材料学 |
担当科目 | 建設材料学、鉄筋コンクリート構造設計 他 |
所属 | 環境・構造材料学伊藤研究室 |
新しい建設材料の開発や構造物・設備などの維持管理に用いる検査装置について研究開発を行っています。また、画像処理・解析技術についても研究を重ねており、開発した検査装置と組み合わせることにより、これまでに見ることが困難であった構造物・設備内部の劣化状況や表面のひずみ/応力の分布状況を可視化することを可能としました。開発した技術および装置の何点かは、調査診断の現場で現在活躍しています。研究室のポリシーは「チャレンジ」です。卒論・修論研究以外でもメンバーの活動は多彩で、研究の成果やスキルを活かしてボート・カヌーのコンペから立体造形、写真、グラフィックデザインなどに挑戦し続けています。
帯屋洋之 教授 OBIYA Hiroyuki
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 計算力学、応用力学、構造工学 |
担当科目 | 構造力学演習Ⅰ、構造解析学 |
所属 | 構造解析学帯屋研究室 |
現代の土木・建築設計においては,コンピュータによる構造解析が必要不可欠です。計算機の劇的な進歩により、最近ではどんなに複雑な形をした構造物であっても、その変形や力、損傷の状態などを簡単に知ることが出来るようになりました。本研究室では、計算機構造解析理論により、非常に大きな変形をする柔構造物(ケーブル構造や膜構造)の挙動追跡や、合理的な力の分布状態を実現するための構造物のカタチの創造にチャレンジしています。
都市・社会システム学
李海峰 准教授 LI Haifeng
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 都市環境工学、建築・地域エネルギー計画 |
担当科目 | 都市・地域環境計画、都市環境性能特論 他 |
所属 | 都市環境工学 李研究室 |
本研究室は、都市・地域、さらに地球環境に大きな影響を及ぼすエネルギーシステムを構成する要素であるエネルギー需要端を、都市という「面」として捉え、その全体あるいは要素の評価と最適化を行うことをテーマとしています。具体的には、民生部門を中心とした都市エネルギー需要のモデル化と予測、都市エネルギーシステムに係わる各種新技術の評価・開発等を通じて、持続可能な都市エネルギーシステムのあり方を追求することを目的としています。
猪八重拓郎 准教授 INOHAE Takuro
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 土木計画学、都市計画 |
担当科目 | 都市計画、都市解析演習 他 |
所属 | 都市・社会システム学猪八重研究室 |
少子高齢化,人口減少型社会の中で,今後どのような都市構造を指向すべきかを考えていくことは非常に重要で喫緊の課題です.本研究室では,地理情報システム(GIS: Geographic Information System)を用いて都市を分析することにより,都市構造(土地利用,建物用途,交通網など)の経時的変化の把握や住環境(安全性,利便性,快適性など)の評価,及び将来予測(人口予測,土地利用予測など)を行い,科学的な根拠に基づいたより望ましい都市形態及び都市計画制度の在り方を追求しています。
建築デザイン学・建築環境工学
三島伸雄 教授 MISHIMA Nobuo
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | アーバンデザイン、保全再生デザイン、町並み保存 |
担当科目 | 地域・建築保全再生学、建築環境デザインユニット演習 |
所属 | アーバンデザイン三島研究室 |
人々が生活している地区空間は、単に機能的で安全・安心なだけでなく、それぞれの地域性も反映させながら個性的で魅力的なものであることが求められます。本研究室では、「真実は現地にあり」をモットーとして、主にフィールド調査を中心に、文献調査も絡めながら、都市空間の特質の解明、その特質を生かす計画・設計手法の探究を行っています。歴史的環境などにおける防災計画の立案、まちなか居住プロジェクトなども近年のテーマとして取り組んでいます。
小島昌一 教授 KOJIMA Shoichi
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 建築環境工学、建築設備学 |
担当科目 | 建築環境工学Ⅱ、建築環境工学演習Ⅱ、他 |
所属 | 建築環境工学小島研究室 |
健康で快適な住環境や省エネルギーな建築に関する研究を行っています。当研究室では実際の建物を対象にして、建物の室内熱環境とエネルギー消費特性の解析を実測により行っています。これにより建物自体の問題点や空調システムの不具合を検知し、改善策を考案しています。また、放射冷暖房システムについて省エネルギーと熱的快適性の観点から研究を行っています。現在主流の対流式冷暖房には快適性の点で課題が残されているので、放射冷暖房システムの効果的な利用により快適性と省エネルギーの両立を実現する技術の開発を行います。また、建築を取り巻く屋外の熱環境も室内熱環境に大きく影響します。当研究室では、佐賀市の佐賀城公園城濠が近傍の熱環境に与える影響を継続的に研究しています。
後藤隆太郎 教授 GOTO Ryutaro
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 建築計画、農村計画、居住環境デザイン |
担当科目 | 地域施設計画、建築環境デザイン演習II |
所属 | 地域生活空間学後藤研究室 |
「住まう」ことは建築、都市・地域の基本的かつ重要な要素です。機能や利便のみならず、集まって住む形として地域や場と共生し持続することが大切です。研究室では、国内外の都市や集落におけるフィールドワークを重視し、空間的な価値やシステムを考究する理論的研究、また、計画提案を含む実践的研究を行っています。
近年は主に「集落」の持続と防災、「古民家」の保全や創造、「低平地」の集住文化や水辺のデザインをテーマとし、大学生や院生、他大学や地域ととに、さらには場所に根ざす面白いことを探求したいと思っています。
中大窪千晶 准教授 NAKAOHKUBO Kazuaki
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 建築環境工学 |
担当科目 | 建築環境工学Ⅰ、建築環境工学演習Ⅰ、その他 |
所属 | 建築環境工学中大窪研究室 |
本研究室では、環境に配慮したまちづくりや建築設計に関する研究を行なっています。主に、数値解析を用いた、環境に配慮した建築・まちづくり支援ツールの開発や、環境情報の可視化に関する研究を進めています。また、数値解析を基に都市の熱環境の予測・評価や、開発した支援ツールを用いた環境教育プログラムの開発なども行なっています。
宮原真美子 准教授 MIYAHARA Mamiko
学位 | 博士(工学) |
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専門分野 | 建築計画、環境心理学、建築デザイン |
担当科目 | 建築都市空間史、建築都市デザイン演習 他 |
所属 | 建築計画学宮原研究室 |
建築計画学、中でも住宅を専門としています。アメリカでの高齢者と若者の異世代でのシェア居住、シェアハウスのコモン空間の使われ方、ドイツでの多世代センターの取り組み、植民地に建設されたイギリス人の住まい、団地での自生的な住みこなし方など世界各国の住環境を、行動観察や使われ方調査から理解・記述し、より実証的な理論から建築設計にフィードバックすることを心がけて研究活動をしています。
渕上貴由樹 助教 FUCHIKAMI Takayuki
学位 | :博士(工学) |
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専門分野 | :建築歴史・意匠、近代住宅史 |
担当科目 | 建築空間史B、基礎設計製図演習 他 |
所属 | 建築史渕上研究室 |
住空間の変容過程について建築史分野の観点から研究を行っています。特に日本近代における都市独立住宅の変遷過程について調査・分析を進めています。人々の生活の器である住宅の変容ならびにその背景を明らかにすることは今後の住宅のあり方を考える材料になると考えています。 また近年は、明治〜昭和初期頃の建築物の実測調査および文献調査等を通して佐賀県内の近代的歴史的資源の発掘に向けた活動にも取り組んでいます。
デルベル・モハメド・ラミー 助教
DERBEL MOHAMED Rami
学位 | :博士(工学) |
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専門分野 | :ヴァナキュラー建築、歴史的都市景観、伝統的建造物保存、都市・建築分野におけるAI活用 |
担当科目 |
ディープラーニングアルゴリズムなどの最先端のツールを用いて、対象地域を特徴付ける都市・建築要素を抽出し、都市遺産、歴史的都市景観の保全・再生に役立つための定量的・定性的なデータ、都市分析のための効果的なフレームワークとして提供することに取り組んでいます。